腰痛があるのと、左腕を大きく後ろに回すようにすると肩が痛いという二児のママさんのお話です。
今回はあえて腰痛のほうではなく、肩痛をとりあげますね♪
僕はお客さんに「どうして肩が痛いんだと思います?なにか思い当たることってありますか?」て割と聞くんです。
この方は、「左で子どもを抱っこして(右で作業する)るからかなあ」というようなことをおっしゃっておられました。
聞いてみないと、この人が日常でどういうことをされているから症状がでたのか、がわかりません。
痛みは取れる(取れた)。でも、そうなった理由が左肩で抱っこしてるから、なのであれば
「そもそもは左腕に相当な負担がきていたから引き起こされた肩痛だった」のかも知れません。
ずっと赤ちゃんを抱き続ける格好で腕に力を入れてお子さんを落とさないように固定し続ける・・・
その「固さ」が左肩を動きづらくしたのかも知れません。
「左腕を左肩の前で固定し続ける日常が、左腕を左肩よりも後ろにひきづらくしたのかも知れない」、ということです。
なので、肩の痛みがとれたあとに左腕もしっかりとほぐしておきます。
なぜなら、肩の痛みは取れたけど、腕からきているのであれば、腕の疲れが残っていたら帰宅して赤ちゃんをまた抱っこし続けているとすぐに腕が悲鳴をあげて同じことがすぐに起こるかも知れないからです。
「痛い場所はどこだ!?」
「ズレた場所はどこだ!?」
こういうのは、治療院ではよくある考え方ですよね。それはそれで良いと思うんです。
ただ、
「なぜそうなったのか」
という長い時間軸での視点が少しだけ薄いと思うんです。
痛みは取れるでしょうけど。
その先、つまり、お客さんが家に帰ったときに少しでも症状がぶり返さないようにどこまでケアしといてあげられるか。今回だと腕の疲れをちょっととっといてあげる、とか。
痛みは取れるでしょうけど。
その前、痛みとして現れるまでの間にお身体になにがあったのか。「ああ、そういうことが引き金になってるのかあ」と理解がすすむ。
時間に余裕があれば、僕はそこまで考えていきたいな、って思うんです。
理由もなく、どっかがいきなり悪くなったりズレたりしませんよね(苦笑)。
その人には、そうなっただけの理由があると思うんです。
かならずしもその時間がとれるとは限らないのがまだまだ未熟なところですが(^^;
今日もありがとう。
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